悠久-ユウキュウ-
久しい過去に始まって、変わらず続くこと。
- 三人声劇台本(台本参加人数3人)
- 5分読了
- 商用利用可能(さまざまな場面でご使用ください。)
○おはよう
×おはようございます
○僕のことは、まだ覚えてる?
×えっ、どちら様ですか?
○あっ、ごめんね。友達に似てたものだから、声を気軽に掛けてしまった。
×別に…いいですけど。ここは私の家の庭ですよ?なんで入ってきてるんですか!?
○あぁ、君のお母様に用があってね。失礼させてもらうよ。
×あぁ、お母さんの知り合い何ですね。失礼しました。お母さんは今、スーパーに買い出しに行っています。
○そっか。帰ってくるまで待ってるよ。僕は○○。よろしくね!
×よろしくお願いします。母には、何用ですか?
○お母様に伝えたいことがあってね。それで今日は来たんだよ!
×そうなんですね…伝えておきましょうか?
○いや、いいよ。自分で伝える。
×けど、スーパーからいつ帰ってくるか分かりませんよ。
○大丈夫、時間はあるから。心配しないで○○ちゃん。
×えっ、なんで私の名前知ってるんですか?
○あぁ、お母様からよく聞いてるんだ。○○ちゃんのこと。
×そうなんですね。
○あっ、お母様、帰ってきたみたいだ。じゃあ、またね○○ちゃん。
×はい。
△また来たのね。○○さん。もう無理だと思うけど。
○何を言うんですか。まだ僕は諦めていませんよ!
△○○の記憶が保つのは、どんどん短くなっていってる。明日は母の私のこともわからなくなってしまうかもしれない。○○さんが気負うことはないのよ。事故で記憶障害になったのもアナタのせいじゃないのだから。
○いいえ、僕が独りで車を使わせたのが悪いんです。僕が悪いんです。
△もう、新しいことを記憶することが出来ない○○。そして過去のことも、アナタの事も記憶から消え失せてしまった。
○はい。それでも、僕は彼女を愛し続けます。
△良い夫を持ったわ。○○は。
○何度でも会話して、何度でも彼女の記憶を刺激してみます。
△ええ、お願いするわよ。○○さん、本当に優しいのね。
×お母さん、お腹空いた!今日の料理なに?
△今日はチキンライスよ!○○さんも一緒に食べるって。
○お邪魔します。
×お母さんの料理美味しいからお客さんも食べるのね!ゆっくりしていって!
○うん!○○ちゃんも料理するのかな?
×私もチキンライスくらいなら作れるよ!けど、誰と食べたか忘れちゃって。もったいないわよね。その人嬉しそうな顔してお釜のご飯全部食べちゃったのは思い出せるんだけど。
詩から声劇台本を考える
声劇台本を作成する前にまず詩を考えます。今回の声劇台本のもとになった詩をご紹介します。
たった一秒で終わった出来事も、
永遠に記憶に残るほどのものなら、
それは一秒よりも永い。
声劇台本を書くにあたって参考にした書籍
僕が作成した声劇台本にはインスピレーションを受けた事象や書籍があります。それらの書籍を簡単にですが、ご紹介します。
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