愛慕-アイボ-
深く愛し慕うこと。
- 一人声劇台本(台本参加人数3人)
- 5分読了
- 商用利用可能(さまざまな場面でご使用ください。)
○どうして、男ってみんな脱がせたがるんだろう?
行為をした後は、すぐに着せたがるくせに。
結婚というテーマが重く圧し掛かる。
早く結婚しないと適齢期を逃して、みんなに置いて行かれる。
いや、置いて行かれるのは別に良いんだ。
「子供…」と呟いた瞬間に良い人に会えなかった過去に嗚咽する。
子供は欲しい。けど夫はいらない。
私が考えうる最高の状態がそれだった。
けれど、これが普通でないことくらい私でもわかった。
こんな普通じゃない状態にした男たちって一体何だったのだろう。
すぐに行為に及ぼうとする輩ばかりだった。
LINEで誘い出して、まぁまぁな居酒屋に連れ出して、まぁまぁなホテルで行為をする。
自分を売春婦の様に扱う輩しかいなかった。
「みんな愛を作りたがっているのね。」
私には男へのある仮説があった。
「愛を取り繕うとしている?」
そうだ、そうとしか思えない。
恋をするのは面倒くさいから、愛を先に作ってしまおうと思っている気がしてならない。
愛って脱がせるものだと思う。
じゃあ逆(?)の恋は着せるもの?
私は恋の次に愛が来てほしい。
無理に脱がせずに、心を温めるブランケットを用意してほしい。
詩から声劇台本を考える
声劇台本を作成する前にまず詩を考えます。今回の声劇台本のもとになった詩をご紹介します。
恋が着せて、
愛が脱がせる。
声劇台本を書くにあたって参考にした書籍
僕が作成した声劇台本にはインスピレーションを受けた事象や書籍があります。それらの書籍を簡単にですが、ご紹介します。