✅声劇の説明
声劇台本『屑』は、人間の最も醜い部分に焦点を当てた一人声劇です。
テーマは「屑」。他人に言われたときの痛み、自分自身がそう思ってしまうときの虚しさ、そしてそこから逃れられない絶望感を、暗く鋭い言葉で紡いでいます。
構成は冒頭で「人間とは何か」という問いを立て、次第に独白が深まるにつれて自分を追い詰め、過去の後悔や未来への絶望を積み重ねていきます。最後は、どうあがいても人間性が前進を拒み、自分を否定し、足を引っ張る様を描いてバッドエンドへと収束します。
この台本は、朗読や演技練習に使うと、言葉の重みや感情表現の難しさを深く体感できるでしょう。「暗い言葉」「人間性の否定」「どうしようもない感情」というモチーフを扱っているため、演者に強い集中力と感情表現が求められます。
観客やリスナーにとっては、ただ暗い物語で終わるのではなく、「自分はどう生きるのか」という問いを突き付けられる内容になっています。
- 商用利用可能(フリー台本です。さまざまな場面でご使用ください。)
- バッドエンドな作品です。
- 動画化・音声化・朗読など、形式自由。
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声劇台本『屑』|人間の暗部と生きる意味を問うバッドエンド独白劇
声劇台本『屑』
(静かな間。吐息混じりの声で)
……人間ってさ、なんで生きてるんだろうな。
生きる意味? そんなもん、どこにもない。
……いや、あるって言うやつもいるんだよ。夢とか、愛とか、誰かを守るためとか。
けどさ……そんな綺麗なもん、俺にはないんだよ。
俺にあるのは……ただの、屑みたいな感情だ。
(自嘲気味に笑う)
屑って言葉、笑えるよな。ゴミとも違う。燃えるゴミとか、不燃ゴミとか、そういうラベルさえ貼られない。
ただ、そこにあるだけ。誰も拾わない、誰も見ない。
雨に打たれて、風に吹かれて……やがて形もなくなって、忘れられる。
俺は、そんな存在なんだろうな。
(少し間を置き、低く)
小さい頃は違った。
俺だって夢を語ってたんだ。ヒーローになりたい、世界を変えたい。
でもな、現実は違うんだよ。
人を救うどころか、自分ひとり救えない。
積み上げたものは全部、崩れて、残ったのは空っぽの心だけ。
(声を震わせる)
……人間って、努力すれば報われるんだろ?
……じゃあなんで、俺はこんなに努力して、何も残らなかったんだ?
答えは簡単だよな。
俺が、屑だからだ。
(息を吐き、暗く)
屑は夢を持っちゃいけない。
屑は愛されちゃいけない。
屑は希望を語っちゃいけない。
だって、持ったところで、最後には壊すんだから。
人も、自分も。
(間。声が弱る)
俺、何度も思ったんだよ。
「明日が来なければいい」って。
でもさ、残酷なくらいに朝は来るんだよな。
太陽が昇って、街は動き出して、みんな生きる意味を見つけたように笑ってる。
俺だけが、取り残されてんだ。
居場所もなく、価値もなく、意味もなく。
(少し強めに)
屑に生きる意味なんてあるか?
いや、ないんだよ。
どう足掻いても、人間性が俺を許さない。
「お前は屑だ」って、内側から囁くんだ。
それが真実だから。
(嗤うように)
何をしても無駄。
進もうとしても、必ず足を引っ張る。
未来に向かって手を伸ばしても、屑の手は届かない。
それが俺の人間性。
(間。吐き捨てるように)
俺は……生きてる意味なんてない。
ただ、呼吸してるだけの肉の塊。
心は壊れかけて、感情は歪んで、残ってるのは……屑、っていう烙印だけ。
(沈黙。小さく)
なあ……もし、もう一度生まれ変われたら……今度は、人間に、なれるのかな。
……いや、無理だろ。俺はきっと、また屑になる。
それが俺だから。
(長い沈黙。時計の針の音が響く)
……ありがとう。これで終わりだ。
屑の物語は、ここで終わる。
意味なんて、最後まで見つからなかった。
(暗転)
声劇台本サイトと相性抜群!収録・創作に役立つアイテムをご紹介
声劇台本の制作や投稿を日々行っていると、「実際に演じてみたい」「録音して公開してみたい」と思う方が多いはずです。そんな皆さんの活動をより豊かに、より本格的にするためのおすすめアイテムをご紹介します。
僕自身も、声劇台本を書くだけでなく、実際に音声化された作品を聴いたり、簡単な編集をしたりする中で、「このマイク良かった!」「この本は脚本の書き方に参考になった!」と思えるものをいくつかピックアップしました。
🎙おすすめその1:まずはマイク!初心者〜中級者まで安心の定番
声劇を音声化するにあたり、まず大切なのがマイクです。スマホでも録音できますが、マイク一つで「声の説得力」や「世界観の伝わり方」が大きく変わります。
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価格と性能のバランスが取れていて、「一歩プロに近づきたい!」という方におすすめのマイクです。音の輪郭がクリアで、セリフの抑揚や感情も丁寧に拾ってくれます。
🎧おすすめその2:編集にもチャレンジしたい方へ
収録後のノイズ除去やBGMの挿入など、簡単な編集ができるだけで「作品の完成度」が一気に上がります。
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声劇台本を書くにあたって参考にした書籍のご紹介
僕が作成している声劇台本には、いくつかの作品や作家から影響を受けた部分があります。たとえば、村上春樹の静かで深く沈んでいくような内面描写や、夢と現実のあわいを漂う感覚。太宰治の人間の弱さや孤独に向き合う視点、そして新海誠作品のような、言葉にならない想いを風景や間で表現する技法。これらの作家や作品から受けたインスピレーションを、自分なりに消化しながら台本へと落とし込んでいます。読む方や演じる方にとっても、どこかでそれらの面影や空気感を感じていただけたら嬉しいです。物語の背後には、こうした文学や映像作品の影がひっそりと息づいています。
この声劇台本を見つけてくださって、ありがとうございます!作品を通して、少しでも何かを感じていただけたら嬉しいです。今後も定期的に新しい声劇台本を公開していく予定なので、ぜひ次回作も楽しみにしていてください。当サイトで公開している台本はすべてフリー台本です。特に使用ルールなどはありませんが、ご利用いただいた際には、SNSや配信アプリ、動画の概要欄などでこの台本ページをご紹介いただけるととても励みになります。今後とも、どうぞよろしくお願いします。
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