✅声劇の説明
本作『ゆらゆらと沈む心──愛と腐蝕の果てに堕ちた声』は、心の“汚染”と“再生不能”を主題にした暗黒の掛け合い声劇です。人間特有の「自責」「諦め」「信じた先の裏切り」を、静かに、そして確実に二人を蝕む“会話”という形で描いています。光を求めた結果、闇に引きずられてしまう――その苦しさの中で、最後に残るのは救いではなく“刺す”感情。バッドエンドでしか終われない関係性を演じることで、人間の壊れ方と心の深淵に触れる作品です。声に出すことで、きっと聴く人の心にも“沈む音”が届くでしょう。
- 商用利用可能(フリー台本です。さまざまな場面でご使用ください。)
- バッドエンドな作品です。
- 動画化・音声化・朗読など、形式自由。
- 事前連絡やクレジット表記は任意ですが、SNSなどで当ページをご紹介いただけると励みになります。
ゆらゆらと沈む心──愛と腐蝕の果てに堕ちた声|男女二人声劇・バッドエンド台本
🎭 声劇本編(男女二人)
※登場人物:
ユリ(女性):静かに狂気を抱える存在。
ソウ(男性):過去の罪から目を背け続けてきた。
ユリ「ねえ、私たちって、正しく壊れてると思う?」
ソウ「正しさなんて、誰が決める」
ユリ「決まってないなら、なんでこんなに苦しいんだろう」
ソウ「……たぶん、それが“人間らしさ”なんじゃないか」
ユリ「人間らしさって、痛いね」
ソウ「うん。痛みの分だけ、ちゃんと生きてるってことだ」
ユリ「それって、死に損なってるだけじゃない?」
ソウ「……」
(間)
ユリ「あなた、覚えてる?あの日の夜のこと」
ソウ「……忘れられるわけがない」
ユリ「私、ずっと信じてたんだよ。どこかで救われるって」
ソウ「救いたかった」
ユリ「でも、救わなかった」
ソウ「……救えなかったんだ」
ユリ「違う。あなたは選ばなかっただけ」
ソウ「……」
ユリ「その日から、私の中に何かが刺さったまま抜けないの。痛くて、黒くて、ぬるぬるしてる」
ソウ「ユリ……」
ユリ「いつか、私の中が全部黒く染まって、誰かを殺しちゃう気がしてた」
ソウ「……ごめん」
(風の音)
ユリ「ねぇ、どうしてあの時、逃げたの?」
ソウ「怖かったんだ。君の目が」
ユリ「私の目には、何が映ってたの?」
ソウ「希望と、絶望。両方だ」
ユリ「今は?」
ソウ「……影しか見えない」
ユリ「じゃあ、刺すね」
ソウ「……うん」
ユリ「痛み、感じると生きてるって実感するよね」
ソウ「もう、感じないよ。鈍ってる」
ユリ「じゃあ、もっと深く」
ソウ「ありがとう」
(沈黙)
ユリ「あれ?泣いてるの?」
ソウ「涙は最後の逃げ道なんだ」
ユリ「逃げられるといいね。私は……足が動かない」
ソウ「足じゃない。心がもう、前を向いてないんだ」
ユリ「ねぇ、ソウ……私たち、生きてるのかな」
ソウ「わからない。夢の中で腐ってるだけかもしれない」
ユリ「じゃあ、夢のまま終わろうか」
ソウ「そのほうが、きっと楽だ」
(微かなノイズ)
ユリ「ゆらゆらしてる。重たいのに、浮かんでる気がする」
ソウ「深く、深く沈む前に、一瞬の浮遊があるって誰かが言ってた」
ユリ「ふふ、じゃあ今がその一瞬だ」
ソウ「そうだな」
(静かにフェードアウト)
声劇台本サイトと相性抜群!収録・創作に役立つアイテムをご紹介
声劇台本の制作や投稿を日々行っていると、「実際に演じてみたい」「録音して公開してみたい」と思う方が多いはずです。そんな皆さんの活動をより豊かに、より本格的にするためのおすすめアイテムをご紹介します。
僕自身も、声劇台本を書くだけでなく、実際に音声化された作品を聴いたり、簡単な編集をしたりする中で、「このマイク良かった!」「この本は脚本の書き方に参考になった!」と思えるものをいくつかピックアップしました。
🎙おすすめその1:まずはマイク!初心者〜中級者まで安心の定番
声劇を音声化するにあたり、まず大切なのがマイクです。スマホでも録音できますが、マイク一つで「声の説得力」や「世界観の伝わり方」が大きく変わります。
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価格と性能のバランスが取れていて、「一歩プロに近づきたい!」という方におすすめのマイクです。音の輪郭がクリアで、セリフの抑揚や感情も丁寧に拾ってくれます。
🎧おすすめその2:編集にもチャレンジしたい方へ
収録後のノイズ除去やBGMの挿入など、簡単な編集ができるだけで「作品の完成度」が一気に上がります。
▶️Wondershare Filmora 動画編集ソフト(買い切り版)
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映像付きの声劇(YouTube投稿用など)を目指すなら、直感操作ができるFilmoraが圧倒的におすすめ。買い切り型でコスパも◎。
Wondershare Filmoraは、買い切り型で使える動画編集ソフトです。特に声劇台本の音声編集や、シンプルな動画作成にはぴったりのツール。価格も比較的抑えられていて、コストパフォーマンスの良さが魅力です。操作画面は直感的でわかりやすく、初心者の方でもすぐに使いこなせる設計になっています。さらに、定期的なアップデートもあり、機能の進化や安定性の面でも安心感があります。「動画編集に挑戦してみたいけど、難しそう…」という方にもおすすめできる信頼性の高い編集ソフトです。
声劇台本を書くにあたって参考にした書籍のご紹介
僕が作成している声劇台本には、いくつかの作品や作家から影響を受けた部分があります。たとえば、村上春樹の静かで深く沈んでいくような内面描写や、夢と現実のあわいを漂う感覚。太宰治の人間の弱さや孤独に向き合う視点、そして新海誠作品のような、言葉にならない想いを風景や間で表現する技法。これらの作家や作品から受けたインスピレーションを、自分なりに消化しながら台本へと落とし込んでいます。読む方や演じる方にとっても、どこかでそれらの面影や空気感を感じていただけたら嬉しいです。物語の背後には、こうした文学や映像作品の影がひっそりと息づいています。
この声劇台本を見つけてくださって、ありがとうございます!作品を通して、少しでも何かを感じていただけたら嬉しいです。今後も定期的に新しい声劇台本を公開していく予定なので、ぜひ次回作も楽しみにしていてください。当サイトで公開している台本はすべてフリー台本です。特に使用ルールなどはありませんが、ご利用いただいた際には、SNSや配信アプリ、動画の概要欄などでこの台本ページをご紹介いただけるととても励みになります。今後とも、どうぞよろしくお願いします。
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