一分声劇台本:疾患-シッペイ-
病気。
- 一分声劇台本
- 1分読了
- 商用利用可能(さまざまな場面でご使用ください。)
○がははは…
わははは…
×どうしたんだい。何がソンナニ面白いんだい。
○私は、ついに明日死ぬ。
余命を言い渡されていたんだ。
×そんな冗談を言うなよ。今だって酒を飲んで楽しそうじゃないか。
○いや、私は死ぬよ。
言葉の癌にやられるんだ。
×言葉の癌…?
○「死ね」「うざい」「キモイ」顔も見たことないネットユーザーから賜った言葉の癌。
これらに脅かされて、私は死ぬ。
×おいおい、ちょっと待っておくれよ。
言葉で人は死ぬ訳ないだろう。
○言葉で人は簡単に死ぬ。
しかし、その言葉が無いと人は生きてはいけない。
この言葉の癌の名称は千にも及ぶ。
しかし、私を助ける言葉は一つしかない。
×…それは一体何だい?
○たった一つの言葉を見つけ出せないユーザーがネットを利用している。
これも病に匹敵する。
詩から声劇台本を考える
声劇台本を作成する前にまず詩を考えます。今回の声劇台本のもとになった詩をご紹介します。
病気は千もあるが
健康は一つしかない
声劇台本を書くにあたって参考にした書籍
僕が作成した声劇台本にはインスピレーションを受けた事象や書籍があります。それらの書籍を簡単にですが、ご紹介します。