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二人声劇台本:配信-ハイシン-

二人声劇台本:配信-ハイシン-
インターネットを利用して、企業や個人が動画や音楽、情報などを送信すること。
  • 二人声劇台本
  • 5分読了
  • 商用利用可能(さまざまな場面でご使用ください。)

○言葉には神様が宿る。これは配信をやっていて感じることなんだけど…

×分かるよ。お前に配信をお勧めされて言葉の重みを感じてる。

○言葉を考えて、言葉を他人に伝えることで、その言葉を楽しむリスナーがいることも僕は感じてる。

その言葉たちには、きっと神様が宿っていると思うんだ。

×神様って、お前、大層なことを言うじゃないか。言っていることは分かるけど。

○いや、絶対に神様が言葉に重みを与えてる。配信の神様…とでも言うのかな?

配信の神様が居ないと言葉がうまく出てこなくて、蔑ろになった配信になる。けど、配信の神様が居ると言葉がどんどん溢れてきて、

コメントが絶えない配信になると思ってる。

×じゃあ、あの配信者も、この配信者も、その配信の神様のお陰で配信が潤ったものになってるってこと?

○そう…。

×俺はそうは感じないね。神頼みではなくて、ちゃんと努力して勝ち取って、培った配信をしている配信者さんばかりだと思う。

○俺もそう思う。

×言ってることが矛盾しているじゃないか。

○いや、そうではないんだ。神頼みで配信が盛り上がっているって配信者さんを無碍にするつもりは無いんだ。

×じゃあ、どういうこと?神様のお陰で配信が盛り上がっているとか、盛り上がりは神様のお陰でもないって言ってみるとか。

何を言っているのか分からない。お前、配信の神様が宿ってないんじゃないの?

○確かに。配信の神様なんてものは宿ってないのかも。神様を信じるタイミングがあれば、神様を信じないタイミングもある。

これが、これこそが、神様を信じるってことじゃないかな。特別な宗教に入っていない限り。

×まぁ、確かに。けど、配信については言葉を紡いでいる配信者がリスナーにとって神なんじゃないかな。

○それを推しとも表現するよね。

×そうそう、推しが居てこそ、生活水準が上がるから配信が始まったら、その配信者が神様だし、配信が終わったら神様が居なくなって寂しいしって感じかな?

○推しはリスナーにとって大事な言葉を紡いでくれる。だから推しなんだよね。

×配信の神様が宿ってきたみたいだね。お前の言っている意味が分かってきた。

○けどね、神格化された人やモノこそ、その価値を盲目にさせると思うんだ。

×あ、神様が去っていったみたいだ。お前の言っている意味が分からなくなってきた。

○聖書を読んだことがあるかい?

×無いよ。

○掻い摘んで言うと、悪魔が殺した人間の数は10人で

神様が殺した数は203万人以上ってことが書いてある。

×だから何だよ。

○自分が言葉を紡いでいないタイミングは人を傷つけないってこと。

そして言葉を紡げば紡ぐほど、人を傷つけているってこと。

×まてよ。そんなこと言ってたら、配信をするなって言っているように聞こえるぞ。

○違うんだ。人って言うのは自分の事なんだ。やっぱり配信者は配信の神様に助けられているんだ。

配信をしない方が、自分の心を傷つけたり、傷ついたりしない。

配信の数は配信の神様に会った数だと思う。

配信者である自分の心を守ってもらった数でもあると思う。

×いや、配信者自身の努力の賜物だと思う。

やっぱりお前、配信の神様が宿ってないぞ。言ってることが訳がわからない。

詩から声劇台本を考える

声劇台本を作成する前にまず詩を考えます。今回の声劇台本のもとになった詩をご紹介します。

聖書の中で
悪魔が人間を殺した人数は10人
神様が殺した人数は2038344人

声劇台本を書くにあたって参考にした書籍

僕が作成した声劇台本にはインスピレーションを受けた事象や書籍があります。それらの書籍を簡単にですが、ご紹介します。

一人称単数 文春文庫 村上春樹(著)
ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
ノルウェイの森 上 講談社文庫 村上春樹(著)
晩年 (新潮文庫)
晩年 新潮文庫 太宰治(著)
小説 言の葉の庭 (角川文庫)
小説 言の葉の庭 角川文庫 新海誠(著)

seichan

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