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一人声劇台本:不義-フギ-

不義-フギ-
正義・道義・義理に反すること。「―のいくさを仕掛ける」。特に、男女間の、道にはずれた関係。
  • 一人声劇台本
  • 5分読了
  • 商用利用可能(さまざまな場面でご使用ください。)

○来ないでくれ!

もう、来ないでくれ!

やめてくれ。

もう、かき乱さないでくれ。

僕は、今のヒトを大切にするって決めたんだ。

もう、伝えないでくれ。

君の寂しい想いを伝えないでくれ。

僕は君を癒そうとしてしまう。

君の怒った表情を思い浮かばせないでくれ。

僕は君を宥めようとしてしまう。

君の幸せを伝えないでくれ。

僕はまた君を幸せにしようとしてしまう。

白状しよう。

僕は君が好きだ。

けど、僕には大切な人がまた出来たんだ。

僕は君の喜怒哀楽に左右されちゃダメなんだ。

僕には左右されるべきヒトが居るんです。

だから、もう、君との恋は終わり。

…終わり。

分かっているんだ。

けど、もう分からないんだ。

君との過去も愛した。

けど今も愛してる。

君を今のヒトを。

僕は最低だ。

なんでいつも捨てたはずの恋を

また拾ってしまうんだろう。

詩から声劇台本を考える

声劇台本を作成する前にまず詩を考えます。今回の声劇台本のもとになった詩をご紹介します。

いつか捨てた恋を
また拾ってしまう

声劇台本を書くにあたって参考にした書籍

僕が作成した声劇台本にはインスピレーションを受けた事象や書籍があります。それらの書籍を簡単にですが、ご紹介します。

一人称単数 文春文庫 村上春樹(著)
ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
ノルウェイの森 上 講談社文庫 村上春樹(著)
晩年 (新潮文庫)
晩年 新潮文庫 太宰治(著)
小説 言の葉の庭 (角川文庫)
小説 言の葉の庭 角川文庫 新海誠(著)

seichan

声劇台本-Fullcityはバッドエンドな声劇台本をご提供いたします。

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