孤高-ココウ-
俗世間から離れて自分の志を守ること、またはその様子を意味する名詞や形容動詞です。
- 一人声劇台本
- 5分読了
- 商用利用可能(さまざまな場面でご使用ください。)
○彼女は本を読まない。
それに僕は憤慨している。
彼女はいつも誰かと一緒にいる。
その人と美味しいものを食べて、
楽しいお話をして、
感慨深い思い出を育んでいるのがわかる。
実際には見ていないけど、
きっとそうだ。
本を読まないということは
彼女が孤独ではないということだから。
僕は本をよく読む。
孤独とは思っていない。
けれど、楽しいとも思っていない。
彼女と美味しいものを食べたい。
僕は彼女とお話したい。
彼女とそれらの思い出を育みたい。
それでも、彼女は一向に本を読まない。
それでは、僕が本を読んでいる意味がない。
本を読んでいる彼女。
本を読んでいる僕。
本の中の偉大な物語を共有したい。
独りではただの妄想に留まってしまうじゃないか。
本を読まない彼女は今日も偉大な物語だった。
詩から声劇台本を考える
声劇台本を作成する前にまず詩を考えます。今回の声劇台本のもとになった詩をご紹介します。
本を読まないということは、
その人が孤独ではないという証拠である。
声劇台本を書くにあたって参考にした書籍
僕が作成した声劇台本にはインスピレーションを受けた事象や書籍があります。それらの書籍を簡単にですが、ご紹介します。