仔猫-コネコ-
仔猫(こねこ)とは、猫の子、または小さな猫を意味します。類義語には「小猫」「猫の子」などがあります。
- 二人声劇台本
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- 商用利用可能(さまざまな場面でご使用ください。)
○あんなモノに興味を示す人間はどうかしてるよ。
×本当に、どうしてあんなモノを欲しがるんだろう?
○この前聞いたんだけどさ、人間ってその人の車の価値で自分たちの価値を格付け合ってるんだって。
×あんなモノは動けばいいのにね。けど、どの車も暖かい。
○うん。車って暖かい。冬には良いよね。
×暖まったお返しに傷をつけてあげるんだ。「とっても良かったよ。」って。
○俺はこの綺麗な毛を、そっと擦り付けていってる。「とっても暖まったよ。」って。
×なんで人間って争うことしか思いつかないんだろう?
○きっと俺たちよりも劣等なんだよ。
×そうだね。独りになったら、悲しんだり、病んだり、辛くなったりしてる。
○俺が飼ってる人間なんて、しょっちゅう、それだぜ?!参っちゃうよな。
×私が飼ってる人間も!!参っちゃうわよね。
○だから、そういうタイミングは背中を撫でさせてやってるんだ。
×優しいわね。私は頭を何回でも撫でていいように仕向けているわ。
○それくらいで笑顔になる人間って、考えすぎなんだよ。いろいろさ。
×考えるのことにブランド価値を感じているのかしら。「悲しい自分志向!」なんてね。
○いや、実際そうかもしれない。自分のことだけを考えていればいいのに、他人と比べたがる人間ってブランド価値を持っているんだと思う。
×みんな同じブランド価値なのにね。
○そう。ブランドは確かにある。人間にも、我々、猫にも。なのに比べるから勝手に上位互換を見つけて、勝手に落ち込んで…
×そうそう。だから、その落ち込んだところを仕方なく優しく撫でさせてやっているのにね。
○人間て悲しいね。
×日向ぼっこが足りないね。
○人間って空しいね。
×お昼寝が足りないね。
詩から声劇台本を考える
声劇台本を作成する前にまず詩を考えます。今回の声劇台本のもとになった詩をご紹介します。
人って悲しいね。
人って空しいね。
声劇台本を書くにあたって参考にした書籍
僕が作成した声劇台本にはインスピレーションを受けた事象や書籍があります。それらの書籍を簡単にですが、ご紹介します。